ごあいさつ
代表取締役社長 波多江 正治
私たちアストは創立以来、一貫して心臓手術や循環器治療に関する医療機器を専門に取り扱っています。これまで40年間にわたって、医療の現場を支え続けてきました。医療が進歩している近年は、心臓弁膜症や冠動脈疾患といった心臓疾患の治療率が大きく向上しています。当社はそのような疾患の手術で必要になる機器の提案を通じて、医療を支えているのです。
アストのサービスは、単に機器を提供するだけにとどまりません。手術を行う前に執刀医や看護師、臨床工学技士といった方々と打ち合わせを行い、患者様の容態や年齢、手術内容を伺ったうえで、最適な医療機器を選定・提供して手術室の環境を整えています。このように総合的なトータルコーディネートを行えるのは、心臓手術や循環器治療に特化し、豊富な知識やノウハウを蓄えてきたからです。医療において重要な役割を果たせることに、社員一同大きな誇りを感じています。
今後、社会の高齢化がさらに加速していく中で、人々から寄せられる期待はより大きなものになっていくことでしょう。それだけに当社は、いたずらに事業を拡大させるのではなく、既存の事業に十分注力していく方針をとっています。また、新しい世代の声を積極的に取り入れつつ、次世代の人材の専門性を高めていきたいとも考えています。
近年はこの業界においても、M&Aによるホールディングス化など、統合の動きが盛んになりつつあります。そうした中でも、アストはあくまでも社員第一の姿勢を貫き、独立系の医療機器専門商社として社員の雇用を守っていくつもりです。それが社員それぞれの幸せにつながること、地域の医療機関からのさらなる信頼へつながることを信じているからです。